正しい信仰を求めている方へ「餓鬼の意味を知る」


餓鬼という言葉は、一般的に賤しいとか貪りを表す意味で使われる。仏法で説く本来の意味からこれに補足すれば、餓鬼とは十界生命の中の三悪道(地獄・餓鬼・畜生)のひとつで、常に飢餓の苦の状態にある世界をいい、これにより際限のない欲望に支配され続ける生命状態をいう。

この因果を尋ねれば、仏法僧への供養心がない、他に施しができない、親切心がない等である。結果、福徳の
乏しい者が住む世界に身をおき、現実の人界にあっても死後にあってもこの餓鬼界の苦に埋没し続けるのである。けして人ごとではなく、地獄界・畜生界とともにむしろ墜ちやすい世界なのである。

日蓮大聖人の仏法は宇宙法界の現象と真理のすべてを達観した本仏の教えである。ここに帰命する時、自己の内面から健全な生命を涌現させ、修行によって智慧と慈愛に満ちた人間性を開発していくことができる。欲望も幸福のために活かされるのである。餓鬼界に陥ることのない、崩れることのない絶対的幸福、それは正しい宗教によって得られることを知って頂きたい。

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