正しい仏教への信仰を知らない方へ(文殊の知恵について)

「三人寄れば文殊の知恵」という諺がある。愚か者でも三人集まれば文殊のような知恵が浮かぶ、との意味である。

文殊菩薩は、釈迦に代わって因縁や真理を説くお役であった。文殊は菩薩界の「智慧第一」の方であり、舎利弗も及ばない智徳を持っていた。なぜなら、過去世では釈迦の師だったのである。文殊の智慧は人に利益を与えるために使われる。

人の社会にあって我々は、慧眼のもとに正義を説き、また 邪見を見抜く人となりたいものである。その人はまた人々に幸せの方途を示し、導く人であろう。

現代は利己のために悪知恵を働かす人がどれほどいるだろう。日蓮大聖人は、智慧もない迷いの凡夫の我々が妙法を信じ唱えるとき、苦しみの海を真如の大海に代える智慧を文殊から授かると説く。一緒に妙法を唱え、教えよう。

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