正しい仏教への信仰を知らない方へ(増上慢と増長について)

傲慢な人のことを「彼は増上慢だ」とか「増長してる」などという。

増上慢という言葉は法華経方便品からきており、最高の法や証をいまだ得てないのに、これを得たかのように思い高ぶることをいう。これは釈尊の説法の座から立ち去ってしまった罪根深重の者たちのことである。

増長という言葉は、四天王の一人である増長天王からきており、須弥山の南方におられ、閻浮提という国土の衆生を観察し、鬼神を引き連れその衆生を守護する諸天善神の一人である。人々の善根や威徳を増長せしめ、慢心のない者たちを守護するが故にこの名がある。本来は傲慢な者にあたる言葉ではない。

増上慢の人や、俗にいう増長の者には、気がつけば寄り添う人もいない。人生には正しい仏法を知り、学び、実践する必要がある。お待ちしています。

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