正しい仏教への信仰を知らない方へ(断末魔について)

断末魔(だんまつま)とは、「末魔により断つ」と読む。末魔は体中の死節、死穴と訳し、身体の致命的な部位をいう。この死節(末魔)は体の各所に百を越えるとし、これに触れると激痛のもと命を断絶する。これを「断末魔」という。

当家第二十六世日寛上人は、人が臨終の時に心が乱れるゆえんを三つあるとして、その一つに「断末魔の風が身中に走り、そのとき骨と肉が離れる。この風の痛みは千の鋭い刃物がその身を刺すが如し」(趣意)と示されている。

死に直面した際、迷いなく泰然自若であることは本来難しいことであろう。日蓮大聖人は臨終正念の大事なるを説き、信仰の目的も究極はそこにある。日頃の仏道修行によってその用心、臨終正念が叶う。それは御本尊と自分が一体と思惟して題目を唱える事である。お待ちしています。

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