信仰の必要を認めない人へ


私たちの生活の周囲には、科学の力によって得られる幸福度が大きな部分を占めていることも否定はできません。しかし、科学の力には限りがあります。

何故かといえば、科学の出発点は、私たちの生命の外界の現象を研究することにあるからです。外界をいくら究めても、生命自体の内面的悩みの世界は手のつけようがありません。むさぼり、いかり、嫉妬、うつ。ましてや「死」に関する問題。仏法は生命の内面の世界へ真理を求め、生きる尊厳を与えます。自分というものがはっきりしていなければ、本当の幸福は分からないのです。不幸の生まれる原因を知れば幸福になれるのです。ここに仏法の必要があり、出発点があります。ここ法遍寺においでください。

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