幸せのための言葉を発していこう

言葉は意思を伝えるなど様々な目的で使われる。しかし使い方が大変難しく、人を殺傷する場合もあれば幸福にすることもできる、口は自身が使うものであり、まさに言霊である。

大聖人曰く、「わざわいは口より出でて身をやぶる」(御書1551)と。そして地獄も仏も自らの胸の間にもつ人生において、苦悩を幸福へと転ずるため、仏心たる妙法の功徳をお示しになられた。月は山の端から昇り出でてその山を照らすごとく、わざわいは自らの口から発して自身を傷つけ、幸いは心から涌き出でて自身を飾るのである。

地獄の口から仏の口に転ぜしむる法は何か。一言でいえば「善心」を持つことである。仏は善心の原点を妙法への「信」と説く。信によって善心が育てられるのである。悪心の五要素は「忿心・恨心・悩心・嫉心・害心」である。これらを妙法は善心に変えるのである。無心に題目を唱えつつ、他人に妙法の信仰を勧めるところ、自らも相手も共に功徳となる。これが口業による累徳である。妙法への絶対信のもと、尊い言葉を広布のために発していこう。

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