唱題による体験こそ広宣流布の源泉

人には恨(怨)むという心が存在する。この害毒は人の心のエネルギーを奪い、さらに体内にも浸透して活力を失い、心身ともに崩壊の一途をたどる。

真剣な唱題は、恨みの元である貪欲・瞋恚・愚痴の三毒を成仏させ、気がつけば過去の出来事を受け入れ、他人を慈しむ境界へと変える。

大聖人は「人をあだ(怨)むことなかれ。眼あらば経文に我が身をあわせよ」(御書568)と仰せになった。「眼」とは単なる目ではなく、「心と魂」のことである。そして「経文」とは法華経の文底のお姿であり、これを大聖人は戒壇の大御本尊として顕された。

魂のこもった信心こそが人生を変える。怨む心の強い人は「成仏」の道を自ら塞いでいる。怨む心が消えるまで御本尊に題目を唱えきることが自身の救済である。そして唱題によるすべての体験が妙法広布の源泉であることを知ろう。

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