色心二法で唱える妙法の信仰

日蓮大聖人は、佐渡に配流される前日、先より土牢に幽閉され、寒さと空腹に耐える日朗に対し、「人は法華経を口で読むが心で読まず。心で読んでも身では読まず。しかし、あなたは色心二法の尊いお方である」(御書4 8 3 趣意) と讃歎された。

色心二法とは、体と心が一致した修行の姿である。身で読むとは「不惜身命」、つまり全身全霊、大聖人の仏法への信仰に腹を決めることである。大聖人は末法の今、色心二法に修す対境として御本尊を顕された。この御本尊に色心二法で向かう日々の勤行・唱題が必要である。

腹が決まれば折伏は誰にでもできる。御書の研鑽も色心二法でさせて頂き、拝読のその瞬間を有難いと念い、いらぬ優越心や慢心なく信仰の骨髄としていこう。私たちは刹那に成仏し、念々に墜獄する衆生であることを忘れずに。

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