「唯一絶対の御本尊を信じきろう」

世の因果応報の姿に同じく、我々の成仏は信ずる本尊により決定する。正しき本尊は、これを信仰受持するすべての人々を差別なく成仏と幸福に導く。「本尊とは勝れたるを用ふべし」(御書1275)とは「本尊問答抄」のお言葉である。この短い御文に、御本仏大聖人の慈悲の全てが納まる。

大聖人は、「正直な心で題目を唱える人は、不幸の根源である悪心(煩悩)が、そのまま仏のような清浄な生命(法身)に転じ、悪い行為(業)は、正しい判断力と智慧(般若)に転ずる。また苦しみや悩み(苦)は、希望に満ちた自在の境界(解脱)に転ずる」(御書694趣意)と唱題の功徳を仰せである。

我らが御本尊に余事なく南無妙法蓮華経と唱えるとき、小児が乳を呑みその身を養うように、その義を知らずとも自然に仏界の命は開かれる。感謝の心で信仰に励もう。

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