「求法(ぐほう)の唱題が人生を変える」

帝釈は鬼神に化け、雪山童子の側で「諸行は無常なり、これ生滅の法なり」と説いた。童子はその残りの言葉を鬼神に求めたが、鬼神は童子の暖かなる血肉を食することを交換条件とした。童子は自分の身を差し出す約束をした。鬼神はその覚悟を聞いて「生滅を滅しおえ、寂滅を楽となす」と説いた。童子はこの法を何度も口に誦し、そして木に登り鬼神のもとにその身を投げた。鬼神は即座に帝釈の姿に戻り、童子の身を受け取り、天より降る諸天善神と共に童子の御前で合掌礼拝をなした。この童子は後の釈尊となる。

久遠元初の仏は、末法に大聖人が下種の本尊として顕われ、「本尊とは勝れたるを用ふべし」(御書1275頁)と仰せになった。私たちは御本尊に向かい唱えるとき、心に妙法を求めているか。求法の唱題で人生を変えよう。

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