「思い切る信心、これがすべて」

人として生まれた目的は何か。妙法を信ずる意義は何なのか。これが私たちの一大事である。信心の目的は自己の成仏と広宣流布である。これは思い切らねば進めない。「思い切る」とは、迷いとためらいを断ち切る、心を決めることである。

大聖人は、熱原法難による退転の要因を信徒らに示された。それは臆病、教えを忘れる、目先の利害に迷う、疑いである。成仏の秘訣は、勇気をもち、大聖人の教えを正しく理解し胸に刻み、目先の利害に惑わず、一生成仏という大目的を忘れないことが鍵なのである。思い切る以外この鍵は得られない。思い切った時、目の前がぱっと開け、寂光が現れる。

大聖人は仰せになった。このことを「石を金と取りかえ、糞を米に替える証である」(御書1056 趣意)と。思い切る信心に徹していこう。

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