「天下の静謐(せいひつ)を思はば…

「天下の静謐(せいひつ)を思はば須く国中の謗法を断つべし」とは、立正安国論の一文です(御書247頁)。

時は末法の時代、日本は鎌倉を中心に、大地震・大旱魃・大疫病に包まれました。幕府は度重なる災難に恐れをなし、仏教諸宗や神道らに、あらゆる災難退治の祈祷を命じたのです。しかしそれらは全くしるしが無いばかりか、益々災難は増大し、多大な民衆が命を落としていきました。

大聖人は仏智をもって災難の起こる根本原因を究明せられ、結果、「世の皆が正に背き、人の悉くが悪に帰す」によるものと決判されたのです。北条氏はこの御本仏の諫めを用いず、大聖人を迫害し、安国論の予言通り、自界叛逆、他国侵逼の難によって滅んでいきました。

私たち大聖人の門下たるもの、上掲の御意を拝し、常に立正安国のために折伏弘教
に邁進してまいろうではありませんか。

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