どんなに長いあいだ身を制して…

どんなに長いあいだ身を制して努力してきたとしても、不用意な一言で失敗したならば、それまでの功績も水の泡となることがあります。

池上宗仲・宗長の兄弟は二六年かけて父の康光を折伏し続け、ついに入信に至らしめました。その間大聖人は、兄弟二人に対し激励を重ねられ、「兄弟抄」において次のように忠告をなされたのです。「一生の間、賢明であった人も、一言によって身を滅ぼす故事に習いなさい」(御書983頁・趣意)と。大聖人は古代中国の故事を挙げ、勘当や障害の中にあっても、父に対し孝養と節度を貫き、不用意な言動があってはならないと教訓されたのです。

十字御書にも、「わざわいは口より出でて身をやぶる」(同1551頁)とあります。

私たちは講中にあっても、また折伏にあっても節度ある姿勢を貫きましょう。

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