正しい宗教・間違った宗教

｢二枚舌を使う｣とは一つのことを二様に言う、また嘘をつく意で使われる。これは仏教の｢両舌｣から生まれれたもので、十悪(十不善業)の一つである。 両舌は二人の者に違ったことを話し、二人の間を裂き、争いを...

｢退屈｣といえば、暇をもてあます、暇であきあきする意味で使われる。本来の意味は文字どおり、退き屈する、退却する意である。これは仏道を求める心がくじけ、また仏道修行の困難さに負けることからきている。 法...

世の中に｢彼岸｣の意義が浸透していないことは、仏教が社会的習慣のなかで形骸化した証拠である。｢彼岸｣は正式には｢到彼岸｣といい、｢度(わたる)｣という意味で、生死輪廻の迷いの此の岸から、解脱・涅槃の彼...

有頂天とは、物事がうまくいつた喜び、得意の絶頂という意味で使われる。有頂天は｢有の天の最高処｣と訳され、三界の中の最高の天界をいう。 三界とは、欲望、その上に物質、さらにその上に精神世界をいう。その精...