御本尊へのお給仕は信心の原点

小さなことの積み重ねは人の相に表われます。日蓮大聖人は、富木殿に宛てられた御書に、「仏の名を唱へ、経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも、皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり」(御書46)と仰せです。「仏の名」「経巻を唱えるとは、朝夕の勤行や唱題を意味しています。また「華」「香」は仏様に対するお給仕のことをさします。

朝一番、御宝前に清らかな真心をもって、華・香・水をお供え申し上げることが大切です。これは基本中の基本ですが、このような日常のあり方の中にこそ、積み重ね、不断の修行があり、成仏に欠かせない大切な功徳の積累があるのです。「如在の礼」と申しますが、御本尊を生ける大聖人と拝し奉り、報恩謝徳の志からの勤行・お給仕にと信行を深めてまいりたいものです。

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