創価学会破門の経緯を知らない方へ その35

平成3年11月7日、宗門は創価学会に「解散勧告書」を送付した。

その趣意は同書の冒頭に次のとおり記されている。「創価学会は、本来、唯授一人血脈付法の法主の指南、及び教導のもと、日蓮正宗を外護し、広宣流布へと挺身すべき本宗信徒の団体であります。ところが、最近、創価学会は、自らの本分を忘れ、本宗信仰の命脈たる下種三宝義、並びに血脈相伝義をはじめとする本宗伝統の化法・化儀を、己義をもって改変し、他宗教さながらの様相を呈しております。日蓮正宗としては、これまでの慈悲の立場から、種々の指導・善導に努め、教誡等をもって反省懺悔を求めてきましたが、創価学会は、全くこれを無視し、かえってあらゆる手段をもって、法主・宗門に対して、誹謗・攻撃を加えつづけてきております。よって、もはやこれ以上、看過することはできず、ここに創価学会に対し、解散を勧告するものであります」というものである。(全文は省略)

創価学会はこの勧告書に対し全く耳を持たず、全面的な宗門への反抗誹謗に終始し、反省の色は全く見られなかったため、同月28日、宗門は創価学会に対し、宗門よりの破門を通告したのであった。なお、創価学会はこの前日より、会長・秋谷栄之助氏の方針のもと、実体のない「日顕宗」の呼び名をもって宗門を侮蔑する経過をなしていったのである。(次号より、「破門通告書」は全文を掲載していく)

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