我が仏性をよび顕す口唱の題目

誰もが元々もっている仏の命を仏性という。これは花を咲かせていない時の桜の木と一緒で、見えはしないが全ての生き物に内在している。

このことを仏様は「正因(しょういん)仏性」と名づけた。その仏性の姿は大聖人によって「御本尊」として顕わされた。大聖人は「口に妙法をよびたてまつれば、我が身の仏性もよばれて必ず顕われる。同時に梵王・帝釈の仏性もよばれて我等を守る。仏菩薩の仏性はよばれて悦ばれる」(御書1321 趣意)と仰せになった。

御本尊に合掌してなす勤行や唱題は、自身の仏性をよび顕すだけでなく、諸天の仏性もよばれて我らを守り、仏菩薩の仏性は歓喜して功徳を与え示し、幸福の中に包んでくださるのである。常に我慢偏執の心なく、仏様から悦ばれる尊いお題目を唱えさせて頂こうではないか。

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