正しい仏教への信仰を知らない方へ(人生の苦楽について)

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」。意味は「毎日毎日が平和な良い日であること」(広辞苑)とある。これは平安末期、混乱の世相の中、ある臨済宗の僧が禅修行をまとめた中の言葉である。楽観的に人生をおくる意味として根強く現代に語り継がれているが仏説ではなく処世術の域をでない。

人たる者、毎日が良い日であることを願わない者はない。しかし、思うようにいかないのが人間社会であり、戦争や疫病の中では楽観視は存在しない。己が人生の苦を苦として受け入れ、楽は楽として人生を開く一助であるとの理解が必要である。

法華経の法門では因果の理法を説き、永遠の生命観に立脚し、前世からの罪障を変毒為薬(毒を変じて薬となす)功徳、すなわち妙法の不可思議による成仏を説く。貴重なる人生を完成させるため法遍寺においで下さい。

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