世間の格言に…

世間の格言に「成功の秘訣は、成功するまで諦めないことである」とある。心を決めて目的に向かい進んだものならば、仮に自分の理想から遠い一つの結果も成功のための途上であり、成功の要因であることに間違いない。

私たちは大聖人がお説きになる「一生成仏」を堅く信じ、諦めない仏道修行に精をなしているか。そもそも人として生まれたことを感謝できているか。大聖人曰く「人身は受けがたし、爪の上の土。人身は
持ちがたし、草の上の露」（御書1173頁）と。

仏法では、一つの生命体が長遠にわたり五戒を持ち続け生命存在としての最高価値を身に具えたものが、初めて人としての形成を許されると説く。しかし凡夫は他人のために舌を出すのさえ惜しむ。自らの有り難き命の尊貴を知り、菩薩道たる諦めない妙法広布の道に精進しようではないか。