器ものは、覆したり蓋をすれば…

器ものは、覆したり蓋をすれば、その器に水を注いでも水が溜まることはなく、またせっかく注いだ水もその器が欠けていたり、穴があったりでは漏れてしまう。清水を注ごうにも、その器が不衛生では器の用を足さない。よそったものに石や砂が混じればそれを食べることができない。

これは大聖人様が秋元御書(1447頁)に仰せのご指南で、 覆(ふく)・漏(ろ)・汙(う)・雑(ぞう)のことです。正法を信じないで自己の仏性を開こうとしない人を「覆」といい、正法を聞いても心に納めず忘れる人を「漏」といい、自身の心の汚れから仏法を汚してしまう人を「汙」といい、正しい仏法に邪義をまじえる人を「雑」と仰せられたのです。

この四つの欠点のない「完器」であれば、御本尊の功徳を受け止めることができます。何より絶対の信心を日々に築くことが大切です。

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