弘安3年正月3日…

弘安3年正月3日、大聖人は上野の南条殿より、むしもち・清酒などの御供養をお受けになり、そのご返書に「花は開いてこのみとなり、月は出でて必ず満ち、灯は油をさせば光を増し、草木は雨ふれば栄う、人は善根をなせば必ず栄う」(御書1446頁)と仰せです。

この時期は熱原法難の真っ只中であり、南条家にとって不退の心と常勤の志をもって信仰を貫くことは、実に容易ならざることでした。「人は善根をなせば必ず栄う」との御金言は、不動不変の大原理です。南条殿ご夫妻、母御前、ご一門はこの御指南を胸に、水の如き信心を貫きました。

御義口伝には「善根は題目なり、不種は未だ持たざる者なり」(御書1767頁) と仰せです。勤行・唱題を生活の中心とし、ご報恩の御供養や塔婆供養、折伏の振舞いをもって大善根を積ませていただきましょう。

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