仏教の法話は 「おとぎ話ではないか」 と思う人へ

釈尊は、自ら悟った甚深の法を人々に説くにあたって、様々な因縁(原因と助縁)、あるいは譬喩(たとえ)を説き、さらに多くの方便を用いて人々を導きました。

中国の 天台大師は、仏が譬喩を説くことについて、「樹を動かして風を教え、扇を挙げて月を喩う」と述べています。風そのものを見ることはできないが、樹が揺らぐことでその存在を知ることができ、天の月に気づかない人には、身近な扇を高くかざすことによって天月を気づかせることができるとの意味です。

したがって、仏典の因縁や譬喩の部分だけを取り上げて「現実離れしている」、また単なる「おとぎ話」と思うことは、仏の真意を知らない浅薄な考えといえるでしょう。

人生の豊かさを知るために、法遍寺においで下さい。お待ちしております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました