私たちは、生命に…

私たちは、生命に無明という根本の煩悩を持つゆえに、多くの苦しみを感じます。これは過去の謗法罪によるものですが、その本質を尋ねると「悪逆と愚痴」が、その大半を占めます。

大聖人ご在世の当時も今も、これら無明から出ずる生命は、ものの本質をすべて逆にとらえてしまうのです。信・行・学にわたる信心を築く人には無明を破った「順善と明智」が与えられます。大聖人は熱原法難(弘安二年)の最中、信徒衆の柱であった若き南条殿に対し、「悪逆の徒を憎んではならぬ。むしろ善知識と受け止めなさい」(趣意 上野殿御返事・御書 1358~1361 頁)と仰せになられ、逆縁の人々の本質を教えられた上で、慈悲と忍辱の心を自身の胸中から引き出すことが仏道であるとご教示です。そしてこの妙法への信心を人に勧めることが過去の精霊を救う道であると激励されたのでした。

大切な人をこの信心に導きましょう。

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