水子について考えてみます。仏法が説く『十界』の生命観よりみれば、たとえ小さな胎児の生命にも必ず「仏性」が具わっています。
もし不幸にして水子があった場合には、正しい因果律をふまえた真実の仏法による追善供養と、本人自身の罪障消滅の祈念こそがもっとも必要です。
仏教では人間の生命が胎内で生育する次第を、五位に分けて説いています。
① 父母の赤白二たいの和合。
② 二七日を経て瘡皰(そうほう)の形成。
③ 三七日を経て血肉の形成。
④ 四七日を経て堅肉の形成。
⑤ 五七日を経て六根の形成。
そして出生を待つとされています。これは即ち生命ある「人」として生きていることを示すものです。
仏法を基調とした生命観の確立のため、また本当の道徳を知るため、法遍寺をお訪ね下さい。
コメント