法華経の譬喩品にある…

法華経の譬喩品にある「三車火宅の譬え」という説話は、長者の家が火事になり、中で遊んでいた子供を長者が門外にある三車(羊車・鹿車・牛車)を与えると言って 助け出し、実際には果てしなく大きな大白牛車(ダイビャクゴシャ)を与えたというお話です。三車とは三人の心の器が違う声聞・縁覚・菩薩(三乗)の人を言います。

大白牛車は成仏(一乗)の境界。子供は私たち一切衆生つまり人間です。私たちは、煩悩を中心とする固執した概念で生きており、仏様の広大無辺の心持ちを知ることができません。私たちの知らないことを覚(サト)らせ、私たちの知らない実相を教えるのが仏の教えです。

大白牛車に乗って遊ぶ、すなわち寿量品文底の大御本尊を信仰して即身成仏することが仏の真実の慈悲と知り、御本尊に真剣に臨む唱題と折伏をもって自らの徳とし幸福を築きましょう。

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