「人をあだ(怨)むことなかれ…

大聖人は開目抄に、「人をあだ(怨)むことなかれ。眼あらば経文に我が身をあ(合)わせよ」(御書 568頁)と仰せです。

「あだむ」とは恨むということです。人を恨めば、仏道修行によって積んだ功徳の一切を無にし、さらに退転に運ばれます。人をあだむ所には原因の如何を問わずその人の善根が失われ、次、その次と「あだむ心」を生ぜしめて、いつの時か人からあだを向けられるようになります。あだむという感情の持続と強化は、その人の心から一切のエネルギーを無くし、遂にはその人自身の体を痛めつけます。

つまり「怨念」とは自らの心身を消失させる恐るべき魔物なのです。
あだむ心を消滅させる力は朝夕の勤行・唱題と折伏の実践にあります。
折伏という妙法弘宣の功徳から境界を高めていきましょう。

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