日蓮大聖人は、「供養すること有らん者は…

日蓮大聖人は、「供養すること有らん者は福十号に過ぐ」(高橋殿御返事・894頁)と仰せで、身近な御本尊様の中にございます。御本尊の中央の御題目(中尊の七字)に向かって左側の上部に、「有供養者福過十号」としたためられています。これは御本尊に正しく信心をもち精進する者にそなわる功徳、顕われてくる利益は甚大であり言葉に言い尽くし得ない、そのことを「福過十号」と示されたのです。十号とは、仏・世尊・如来など仏様にそなわる十種の卓越した仏徳・法徳の内容をいいます。

大聖人の仏法を正しく持(たも)ち、自己の成仏と広宣流布を願い、真剣に唱題を重ね、折伏に励み、有徳の振る舞いをしていく人には、この「十号」の徳がそなわるのであり、大聖人はこのことを御本尊の中にまでおしたため下さっているのです。私共の不動の成仏は大聖人によって約束されています。この御本仏の大慈大悲に応え奉るために、一層の強盛な信力・行力の発露が求められているのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました